評価
本プログラムでは各施設の評価責任者とは別に専攻医それぞれに基盤施設に所属する担当指導医を配置する。各担当指導医は1~3名の専攻医を受け持ち、専攻医の知識・技能の習得状況や研修態度を把握・評価する。
半年ごとに開催される専攻医評価会議では、担当指導医はその他各指導医から専攻医に対する評価を集約し、施設評価責任者に報告する。
進路
研修終了後1年間は基幹施設において、診療、研究、教育に携わりながら、研修中に不足している内容を習得する。その後も引き続き基幹施設において診療においてはサブスペシャリティ領域の確立、さらには研究の発展、指導者としての経験を積むことを原則としているが、本人の希望により、留学や連携施設の専任病理医として活躍することも可能である。1つの連携施設での勤務は3年間を目安として、複数の連携施設で様々な専門性を持つ指導医に指導を受けられるよう配慮する。
労働環境
1 勤務時間
平日8:30-17:00が基本であるが、専攻医の担当症例診断状況によっては、時間外の業務も行うことがある。
2 休日
土曜日、日曜日、祭日は原則として休日だが、1ヵ月に1回程度土曜日、日曜日、祭日の解剖当番を担当する。解剖担当者は解剖専用携帯電話を持ち待機する。
3 給与と支出
基幹施設に所属する際には広島大学病院医科診療医としての給与に加えて、週1日の連携施設での勤務に対して給与が支払われる。研修に当たっての主たる経費は学会関連の費用であり、英文書籍は医局に整備しているが、個人での購入は妨げない。大学院に進学する場合には入学金と授業料を支払わなければならない。