採用方法
専門医機構および日本病理学会のホームページに、専門研修プログラムの公募を明示する。
専攻医の応募締切りは8月末、9月中に全施設でほぼ一斉に第1回採用選考を行い、書類審査とともに面接などを行う。一次選考で決まらない場合には二次、三次選考を行い、随時採用する。
一方、あるプログラムに集中した場合には、他のプログラムを紹介するが、出来るだけ希望に添えるよう配慮する。
修了要件
プログラムに記載された知識・技能・態度にかかわる目標の達成度が総括的に把握され、専門医受験資格がすべて満たされていることを確認し、修了判定を行う。最終的にはすべての事項について記載され、かつその評価が基準を満たしていることが必要である。
病理専門医試験の出願資格
- 日本国の医師免許を取得していること
- 死体解剖保存法による死体解剖資格を取得していること
- 出願時3年以上継続して病理領域に専従していること
- 病理専門医受験申請時に、厚生労働大臣の指定を受けた臨床研修病院における臨床研修(医師法第16条の2第1項に規定)を修了していること
- 上記 4. の臨床研修を修了後、日本病理学会の認定する研修施設において、3年以上人体病理学を実践した経験を有していること。また、その期間中に病理診断に関わる研修を修了していること。その細則は別に定める。
専門医試験の受験申請に関わる提出書類
- 臨床研修の修了証明書(写し)
- 剖検報告書の写し(病理学的考察が加えられていること) 30例以上
- 術中迅速診断報告書の写し 50以上
- CPC報告書(写し)病理医としてCPCを担当し、作成を指導、または自らが作成したCPC報告書2例以上(症例は(2)の30例のうちでよい)
- 病理専門医研修指導責任者の推薦書、日本病理学会が提示する病理専門医研修手帳
- 病理診断に関する講習会、細胞診講習会、剖検講習会、分子病理診断に関する講習会の受講証の写し
- 業績証明書:人体病理学に関連する原著論文の別刷り、または学会発表の抄録写し3編以上
- 日本国の医師免許証 写し
- 死体解剖資格認定証明書 写し
資格審査については、病理専門医制度運営委員会が指名する資格審査委員が行い、
病理専門医制度運営委員会で確認した後、日本専門医機構が最終決定する(予定)。
上記受験申請が委員会で認められて、はじめて受験資格が得られることとなる。